2020.03.14 12:27光榮寺(光栄寺)大間々宿を開発した高草木氏(大間々草分六人衆の筆頭)の請により、良瑜(りょうゆ)阿闍梨高栄上人が讃岐国(現 香川県)・多度津屛風ヶ浦の海中より出現した行基菩薩御作の薬師如来の尊像を安置して開山。時は慶長八年(1603年)三月のこと。柿薬師として知られますが、毎年11月の第1日曜日に行われる柿薬師大祭では、人間を太陽の光熱を受けて甘柿となる渋柿に例え、本尊薬師如来の慈悲の光に当ると1年間の悪因(不道...
2020.03.14 12:14大間々神明宮大間々の人はただ「神明宮」と呼ぶ。わたらせ渓谷鉄道大間々駅の裏、はねたき橋の横にあります。創建は1347年、現在の位置から東に100mほどのところに建てられたそう。1599年に現在の場所に遷座、伊勢神宮と同じように式年遷宮を経ながら、2000年に建てられた社殿が現在のものです。初詣や8月1日~3日に開催される祇園祭の折には多くの参拝客で賑わいます。境内がちょっとした子供の遊び場にもなっています。裏...
2020.02.16 13:59上州のキレ 赤城酒造と銘酒赤城山写真:店舗HPより実は酒どころの大間々。小さな町の中に歴史ある醸造所が2つもありました。“ありました”と過去形になってしまうところが悲しいのですが、このページで紹介する赤城酒造とは別に、奥村酒造という酒蔵がありました。「福榮」「上州っ子」「起龍」という銘柄で知られましたが、残念ながら2013年に廃業しています。近藤酒造は明治8年創業、上州3大名山の赤城の名を関した「赤城山」銘柄で有名です。南部杜氏...
2020.02.16 05:11貴重な昭和初期建築 ながめ余興場写真:みどり市HPよりながめ公園の一角にあるのがながめ余興場です。ながめ余興場は昭和12年に建てられ、花道や二階席もある本格的な木造二階建ての劇場で、玄関は歌舞伎座を模したと言われています。特筆すべきは人力式の伝統的な回り舞台が現在でも稼働していることです。かつては日本の他の劇場にも見られましたが、時代の流れにともなって次々と姿を消し、今では貴重な存在となっています。木造の余興場内はその昭和そのも...
2020.02.16 05:08高津戸峡を天空から眺める はねたき橋自然が作り出した豊かな表情と四季折々の景観が楽しめる高津戸峡。その高津戸峡を一望できるのが渓谷の両岸からの空中散歩を楽しめるはねたき橋。紅葉が映える秋には多くの観光バスが立ち寄ります。はねたき橋は歩行者専用で、全長は120メートル、幅は3.5メートルとなっており、足元には地元の子供たちや全国から寄せられた絵が埋め込まれています。はねたき橋から高津戸峡にはおよそ500メートルの遊歩道が整備されていて...
2020.02.16 05:00どこかで見た旅立ちの駅舎 大間々駅渡良瀬川に沿って走るわたらせ渓谷鉄道の大間々駅。近年ではトロッコ列車や紅葉観光での利用客も増加していますが、渡良瀬川上流域に住む学生の通学手段としても貴重な路線です。大間々駅周辺には高津戸峡、ながめ余興場、日本一醤油の岡三郎商店、日本酒赤城の近藤酒造、コノドント館など観光スポットが徒歩圏にあり、大間々観光のスタート地点として活用できます。駅舎は特別主張することのない、シンプルな作りですが、だからこ...
2020.02.16 04:50大正時代の様式美と歴史探索 コノドント館コノドント館は大間々になじみの深い歴史を中心に自然の成り立ちや人々の暮らしを伝える博物館です。コノドントとは0.5ミリほどの小さな動物化石のことです。コノドントを展示する「自然」をはじめ、「歴史」「民族」の3コーナーがあります。もともと大正10年に建てられた大間々銀行の建物を使用しており、県内でも貴重な大正期の洋風建築です。大間々は山間部と関東平野の結節点にあり、かつては足尾銅山で算出した銅を江戸...
2020.02.16 04:46食文化の伝統 日本一しょうゆ大間々工場遡ること江戸時代、天明7年(1787年)近江商人だった岡忠兵衛がこの地に醤油醸造業を興したのがはじまり。以来200年以上に渡ってこだわりの木桶仕込みの天然醸造しょうゆを作り続けています。細かな環境の変化によって味が変わってしまう醤油作りはまさに職人技。伝統の技術が脈々と受け継がれています。原材料も国産の丸大豆と地元群馬県産の小麦のみを使用し、明治~昭和初期に作られた仕込み桶を使って変わらぬ味を提供...